豚インフルエンザ 脅威から警戒なるか

豚インフルエンザの感染が拡大しているようです。
メキシコでは現在わかっているところでは、
豚インフルエンザへの感染が疑われる死者が２５日夕方までに、
８１人に達したらしい。
このうち感染が確認されたのは２０人。
感染が濃厚で調査中の患者は１３２４人に増えたそうです。


メキシコ内では感染者の隔離、行動制限など緊急措置を開始したということ。
メキシコの感染者から採取したウイルスの一部が
米カリフォルニア州で見つかったウイルスと
遺伝子構造が一致したと発表。
同一のウイルスが国境をまたいで、さらに広範囲に拡散していたことが分かり、
世界的な感染拡大への懸念が増しそうです。
米政府は緊急事態を宣言。
 

一方で米国とメキシコ以外での感染拡大は見られないという見解もありつつ、
ウイルスの実態はまだ不明な点も多いとして、各国に対し異常な感染がみられないか
検査体制を強化するよう訴えたそうです。
ただ、全体状況の分析には「あと数日かかる」と見通しを示したとのこと。
 

こうした事態を受けて、フクダ氏は
「必要に応じてワクチン（の開発）に備える予備的な作業を開始した」
と言明、対策を急ぐ姿勢を強調しました。

 

「緊急事態」と認定する一方、警戒レベルの引き上げを見送り、
「脅威」の評価に揺れが見られるとのことで、
発生地メキシコでも航空機が通常通り発着するなど、
「封じ込め」は必ずしも徹底していないようです。
その分、日本としては水際でのウイルス上陸阻止が重要になってきました。
 

米国やグアテマラとの国境では通行制限などの措置は取られていないらしく、
メキシコ市国際空港では、乗客に質問票が配られて、
発熱や頭痛などインフルエンザ特有の症状がある人に
旅行を取りやめるよう当求めてはいるものの
強制的に旅行を中止させたといった報告は１件もなく、ウイルス拡散防止では甘さが…。

陸や空からの人の出入りを容認していることについて、コルドバ保健相は、
「ＷＨＯから国境閉鎖の勧告はない」ということで、
今後の対応もＷＨＯの見解次第という立場だそうです。

 

米疾病対策センター（ＣＤＣ）幹部の話によると、２５日の記者会見で、
「広い地域で豚インフルエンザ感染が広がっており、封じ込めることはできない」と、
封じ込めは手遅れとの本音を語ったそうですが、
警戒レベルになることを考えて、早めに対応してほしいものですね。
対応が無駄になって脅威のままで終わった方がいいのですから。


★豚インフルエンザ対策のためのグッズを楽天で探す
＞＞パンデミック対応グッズ全般
＞＞パンデミック対応マスク
＞＞パンデミック対策ゴーグル